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伊勢神宮の内宮と荒祭

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実家に帰省ついでに、伊勢神宮へ行って来ました。

現在製作中のショートドキュメンタリーの撮影です。

いや~、すんごい混雑。人、人、人。

伊勢神宮、意外に撮影に関しては寛容で、ふつうは嫌う三脚を使っての撮影もOKでした。

しかし。やはり撮影が許可されるのは、本殿に向かう階段の下まで。カメラを抱えて階段を上がり、最後の鳥居をくぐったところで警備員にカメラを止められました。理由を問うと、「非常に神聖な場所なので」という答え。

伊勢神宮の本殿は、四重の垣根と建築物で囲われているので、その外側から撮影しても、なにも映らないんですけどね。

それでもたいていの日本人は、この場所に、現在の皇室からさかのぼることはるか神話時代につながる天照大神が祀られていることを知っています。だからなんとなく、「神聖な場所なのでダメです」と言われると、そんなものかなと思ってしまう。 

ところが外国人は、日本語を読めなかったり、そもそも伊勢神宮についてあまりよく知らない。

それで、自撮り棒をめいっぱい伸ばして、本殿の前で彼女とふたりでニッコリ、なんてやってます。警備員も大忙し。

さて。本殿をあとにして、いつものように別宮、荒祭宮に寄り道します。

アマテラス大神の荒御魂が祀られています。

「あらみたま」ってなんでしょうね。

『中臣祓訓解』に、伊勢神宮の内宮別宮、荒祭宮の祭神の別名が瀬織津姫であると書かれているそうです。

おお、セオリツヒメ。

祓戸四神のトップバッターにして中心的女神。

福島で今もダダ漏れの放射性物質を無化するため、キヨメの女神として汚染水を祓い清める役割を担わされているのか。

伊勢神宮は「日本人の心」、なのであれば、この荒祭宮=セオリツヒメもまた、裏返した「日本人の心」、である気がしますね。

 次はぜひ、国道6号線を北上して、福島第一原発の20キロ圏内を撮影しにいきたいです。

裏返しの「日本人の心」が見えるかな。

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